ここ最近の畑~山・街・森~
ここでは、月の終わりにその時々の畑の様子なんかをお届けしていました。
ちなみに以前の畑についてお届けしたのは↓
なんと6月。
畑のことは書いていませんが、夏の間の様子は↓から少しみれます。
さてさて、もう残り少なくなってしまいましたが、最近の畑についてつらつらと書いていこうと思います。
6月以来更新していないと、季節の移り変わりの早い北海道は夏をもう遥か後方に置いてきてすっかり冬になってしまいました。そうなると片付けに追われていますが、最近定植したものもあります。
まずはニンニク。今年は自給分ほどしか植えませんでした。でもマルシェで買ってくれる方もたくさんいるので来年も少しは商品として出せれたらいいのかな。とも思います。でも、土がまだまだ硬くいいニンニクができません。なのであまり数は植えませんでした。
チラチラと生えてきています。
今年の秋植えの一大トッピックス。それがいちごです。
僕がいちごを植えようと思ったのは、果樹のようなものも作って見たかったのと、菓子になるような作物も作りたいと思ったからです。
と言うのは、最もらしい理由を作っただけで本当の理由は
『ジョジョの奇妙な冒険』の最新刊に出て来た植物鑑定人に影響されたからです。
このジョジョ史上初めての農業キャラ。なんとイチゴを栽培しています。
そして栽培方法についてもちょっと書いています。
植物鑑定人曰く、
『雑草は除草しない、除草すると果実は良い果実にならない。ここら辺になっているイチゴには役割があって「かませ犬」だ。雑草がはえているところには害虫とか病気が潜んでいるんだが、ここら辺のイチゴを害虫や病気にわざと襲わせる。そうするとやつらにとって良い環境なので上まで病気や害虫が上って来ないんだよ。収穫するのはその上のちょっぴりだけだ。ゆえに農薬も必要ない。下のヤツらが襲われているのでそれを感じて上のいちごは必死になって大きく甘くなるんだ。』 植物鑑定人 豆銑礼
とのこと。参考になりますね。はい。
まさか、農業書ではなく漫画、しかもジョジョから農業を学ぶことになるとは思いませんでした。
僕の畑も雑草ぼうぼうだから、ちょっとジョジョから学んだ教えを生かして、来年の春には美味しいイチゴをとって見せようと思います。
苗はあいにくホームセンターで買いました。ちなみに秋にイチゴを植える家庭菜園家が少ないのか、季節の終わりころに行くとセール苗一つが50円で買えちゃったりします。
予定では来年の春に収穫できるのですがどうなることでしょう。。。
街の畑はもう終わって来ています。でもまだ少しトマトが採れます。10月の後半でもトマトは採れるものなんです。意外と。でもマルシェは全ての日程が終わってしまったので、余ったトマトはソースにして冬の肥やしにします。
ちなみにこのトマトソースの自給率100パーセント。
トマトはもちろんオレガノ、玉ねぎ、ニンニク、ハチミツまでも!!
僕は甘めのトマトソースが好きなのでハチミツを入れています。
今年トマトソースを色々と作ってみてわかったことが
やっぱりサンマルツァーノのトマトソースがうまい&作りやすい。ということ。
サンマルツァーノというのはいわゆる加工用のトマトで、トマト缶に描かれています。
ちなみに一応サンマルツァーノは固定種の野菜です。
サンマルツァーノが加工用として使われるのは果肉の部分が多いからというのもあります。なのでまず作りやすいのは当たり前。ソースも水分が多すぎないのでパスタなどにもべちゃっとすることなく絡みます。
もちろん水分の多いトマトソースも熱して水分を飛ばせば良いのですがそれだと時間がかかりますよね。でもサンマルツァーノは時間をかけないでも十分美味しいものができます。
アイコのトマトソースももちろん美味しいのですが、サンマルツァーノに比べると風味や味の濃さが劣ってしまうような気がします。
ただ、これはあくまで個人的意見。ですです。若干、サンマルツァーノのトマトソースの方が美味しくあってほしいという先入観が入っているような気もします。
それと予想外に収穫できたのがキャベツです。
余った苗を変な時期に定植しました。もう捨てようかなと思っていたぐらいに弱っていた苗ですが、時間をかけたら奇跡の復活。大満足の大きさです。
ただもちろん虫食いだらけ。売ったりできるものではありませんが自家用としては十分すぎるほどのクオリティ。汚れのあるところを削って使っています。
秋鮭とちゃんちゃん焼きを作ったら最&高です。
街の畑の収穫は後、トマトが少し残るのみです。畑も殆ど片しました。
新しいことはタネから育てていたタイム、ローズマリーそれとサフランの球根を鉢に植えたこと。
良い感じに育つと良いのですが、ローズマリーを大きく成長させれたことがない。。ので愛情込めて見つめていきます。
森の畑ももうおしまい。
今年、しっかりと森の畑を耕すことのできた初めての年でしたが、そのおかげで、わかったことが色々とありました。
まず、寒いと言うこと。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、山の畑と森の畑では距離は300メートルも違いません。(ちなみに山の畑は山の斜面に、森の畑は森の中にあります。)なのに森の畑は寒い。
寒いからシーズンインが遅く、シーズンが終わるのは早い。北国ならではというか、少し寂しいです。
それと森の中だけあって日当たりがあまりよくありません。
大根の成長具合を見れば一目瞭然なのですが、日の当たる方は葉が茂り、日の当たりが悪い方は葉が小さい。
上の写真が日陰の大根。下が日向です。播種した日付も品種も同じ。土壌も同じです。写真だとわかりづらいですが、なんとなくわかるかと思います。
森の畑の今後の課題は日の当たり方と温度です。
森の畑にはそれと、麦を播種しました。
写真は播種する前に土を平らにしている様子です。奥の青々としているものが大根。
秋まきはスペルト小麦、ライ麦、シラネ小麦です。
スペルト小麦は今、一部で話題沸騰の小麦。古代小麦です。昔ながらの小麦だからグルテンが少なく、グルテンに対してアレルギーのある方でも食べることができると言われたりしています。
それとライ麦。黒パンに使われるものですが、僕はカンパーニュにもライ麦を混ぜて作ります。その方が味がしっかりとする気がするのと水分をよく吸ってくれるからです。
そしてそして、目玉はシラネ小麦。薄力粉なよりの中力粉。クッキーとか、そう言う焼き菓子を作れる小麦を作りたいと思い選んで見ました。タネが手に入ったのが遅くてまき時期が遅くなってしまい少し心配ではあります。
以上が来年に向けて山の畑に植えたもの。他にも大根や白菜、それに春菊も今年の冬に向けて播種しました。それはどんどん大きくなって来ていていい感じです。
それと森の畑は森の中にあるだけあって、畑以外にも楽しみがあります。
今の時期はヤマブドウの収穫。甘酸っぱくて美味しいです。特に今年のヤマブドウは僕がこの森に来るようになって一番の豊作。
早速、ヤマブドウジュースを作りました。
こんな感じのここ最近の畑です。
冬になるとこのサイトの更新頻度も爆増します。どうぞゆるりとよろしくどうぞ。
ちゃんちゃん。