*ぽんちゃんと人の11ヶ月*

痩せこけていた時代。今や面影なし

こちらの記事では、野良として生きてきたぽんちゃんが人馴れするまでの経過を時系列を追ってだらだらと記述していきます。

ぽんちゃんに興味を持った方、野良猫を拾った・保護していて、いつ慣れてくれるんだろう、、と不安な方、これから保護したいけど実際どうなんだろう?って方々に、こういう事があるんだと”数ある中の一つの例”として目を通してもらえたら幸いです。そして、ふとした時に誰かの手助けになれば嬉しいです。

♡里親募集の記事はこちら↓

*OUR STORY* 

円山にある焼き菓子屋さんにぽんちゃんが現れたのは6月の終わりのこと。

その猫はレジ下のスペースに隠れて動かず、困った姉から連絡を受けた僕とマイワイフが、そのお客さんの捕獲に向かったわけです。

(姉から保護猫団体に連絡もしたのですが定員満杯で、できることなら個人で保護して欲しいということでした。)

姉は保護猫を飼っていて隔離できる部屋がなく、リバースするか悩んだそう。わが家にも保護猫がいるけど、

マイワイフが将来、保護猫の預かりボランティアをすることが目標だったこともあり、今回思い切って保護してみることになったのです。そして、ここからぽんちゃんとの共同生活が始まったのです。

※野良猫はどんなウイルスや菌を持っているのかわからないため、大人しそうな猫でも重装備か捕獲器で捕獲しましょう。また、札幌には保護猫団体が多数あるので、保護する前に連絡・相談しましょう。

2019,6月・・・苦戦しながら捕獲・保護、かわいいお顔だし3〜6ヶ月で慣れるだろうと人間は楽観視する

7月・・・ゲージ生活、夜に脱走しようと暴れ鳴く。ゲージから出すのが早かったのか家庭内野良になる。捕獲された恐怖で威嚇すごい。トイレの失敗なし。マーキング1回のみ(手術前)。病院は暴れて診察断念、手術もワクチンも出来ず(保護猫に携わってる動物病院なら違ったのかも?)。部屋解禁後は天井近くの換気扇フード後に籠城・カーテンレールを闊歩する。

8月・・・床の段ボールに籠城。たまに暑さで床で伸びてる姿が確認される。変わらず人の気配がする時は一切動かない。嘔吐物に回虫が混じり、二回闘う。目も極力合わせず、淡々とご飯とトイレ掃除をする日々。

9月・・・8月と変わらない。ただ、日中でもご飯を食べる音が確認されるが人が動くとすぐ逃げる。姿をほぼ見せず伝説の生き物になる。

・10月・・・目があってもすぐに逃げなくなる。後半、扉越しでねこじゃらしで少し遊ぶが威嚇はすごい。部屋には慣れてきたみたいだ。一生懐かないかもと悩む。

初めて床の上で写真がとれた!

11月・・・部屋の扉全開にして網戸越しの生活になる。夜、人のいる部屋を覗いて観察している。床でコロコロしてる姿を見せてくれるようになる。挨拶で気軽に威嚇。

12月・・・お昼も姿を見かけるようになる。後半発情期到来。飼い猫(女の子)に網戸越しに猛アタックする。人がドアに近づいても逃げない。夜から朝まで鳴く。人寝不足。

2020,1月・・・手からおやつを食べる。軽い挨拶の威嚇。発情期少し落ち着くが、終わらない。人は寝不足。少し触れるようになる。意外と甘えんぼだと判明。

2月・・・避妊手術をする。性格は丸く大人しくなり野生みが薄れる。甘えんぼは増すが警戒はまだされる。軽い威嚇はたまーに。

3月・・・同じ部屋に入ってもすぐ巣に戻らない。扉に近づくとコロコロとしながら撫でられ待ちをする。膝の上でも少し撫でれるようになるが警戒はする。

・4月・・・3月とほぼ変わらない。里親募集に至る。

たくさん書き出しましたが、初めて人と生活する猫のペースに合わせ、ゆっくりと見守り悪戦苦闘しながら、観察したほんの一例です。(反省点たくさん)

ぽんちゃんは、人に慣れたとはいえ、まだまだ普通の飼い猫ほど人に慣れている訳ではありません。そこは理解していただきたいです。しかし、とっても可愛い、愛すべき猫ちゃんです。

*募集条件をよく読んだ上での連絡お待ちしています*  小笠

連絡先は インスタのDM または omuraise@icloud.com

https://www.instagram.com/ponchan_sapporo/