トマトの種採り

トマトの種採り

もう来年の準備は始まっています。種取り。そう種取り。です。

あまり、関係ないのですが、種「採り」でしょうか種「取り」でしょうか。なんだか「採り」のほうがしっくりくるような気がします。

さて、もう少ししたら初雪も降るであろう北海道の僕の畑はもう片付けモード。マルチをはがしたり柵を撤去したりしています。

やっとこ今年が終わるというのにもう考え出さなくてはいけない春のこと。

種取りをしようと思います。

 

トマト、僕は今年はアロイトマトとサンマルツァーノの2種類だけを種取りします。やり方は簡単。

①トマトをざく切りにして、ジップロックに入れておきます。

これを

 

こうじゃ。

僕はヘタを取ってましたが、これはどちらでもいいと思います。切るのではなく入れるときに握りつぶしてもいいと思います。切って握りつぶしてもいいと思います。

ジップロックに入れるのはいい種をゲットするためです。翌年撒くことのできる種は成熟した実から採ることができます。青いトマトを採って種を採ってもその種は育ちきってはおらず発芽しません。ざく切りにする前にも、追熟といって収穫から数日放置しておくのもいいと思いますが、しなくても大丈夫です。逆に追熟をしてこのジップロックに入れる工程を省いても構いません。追熟もジップロックに入れる工程がなくても大丈夫です。あくまで、このほうがいい種の数が増えそうだからというだけのことです。

➁放置

そうして放置すること1週間。発酵します。なので、ジップロックがポンポンに膨らみます。たまに空けて空気を抜いてください。発酵させるのは言ってしまえば種子消毒のためです。追熟に似た意味もありますが、こうすることで病気に強くなるとも言われています。それと、種を洗うときにトマトのあのジュルジュルの部分を洗いやすくするためでもあります。この時にカビても構いません。

写真の黄色いのはカボチャの種です。これはまた来週書きます!!

③洗う

人間的には腐った状態のトマトを洗います。なので匂いがなかなか強烈。家族がいる人なら冷たい視線を送られること必須。耐えてください。

ザルにあけて、ただ洗うだけです。ジュルジュルも落としてなるべく綺麗な状態にします。が、しかし、売りもの見たいに綺麗にはならない。どうしてもちょっと赤い皮がついていたりする。果たして種苗会社はどうやって綺麗にしているのでしょうか。謎です。

綺麗にしたら、キッチンペーパーなどで水気を切って、日の当たるところで乾燥させます。

 

以上!!これで来年使うことのできる種ができました。とっても簡単。トマトの種は買えば高いですから家計大助かり。

種を植えて、育てて、種を取る。こういうサイクルがいまは種を買って、種を植えて、育てて。で終わってしまっています。印象としては、種が循環するのではなく、横に流れて消えるだけ。少しでも種を取る人が増えてくれればと思います。

チャンチャン