鶏がいる日々

鶏がいる日々

 

さて、以前からこのブログ内で「鶏が来る。」「鶏が来る。」言い続けておりました。4月には来る予定だったのですが、僕の鶏小屋作りが、他のことで忙しくなったり、畑仕事に追われたり、と、まあ主に僕のやる気の欠如のために遅れに遅れ完成したのはなんと7月になってから。

 

しかし、おかげさまで鶏が来てからもう2週間ほどが経ちました。

その暮らしは僕が想像していたよりもずっと楽しいです。こんなに楽しいのならもっと早くに鶏小屋を作っておけばよかったと思うほどです!

さて、そんなわけで、最近は毎月毎月の山・街・森の畑の様子を届けているだけのこのサイトですが、若干の番外編で、鶏が来てからこの二週間ほどの様子をお届けです。

 

小屋は書いたように僕の手作り。ぶどうの樹の下にあります。

 

 

写真で向かって右側と奥にはコンパネ一枚をバンっ!!と貼っています。鶏が来るまではそんなことしていなかったのですが、いざ来てみると小屋の耐久性に不安を覚えたので、慌てて補強しました。

それと、この時はまだ普通のネットを使っているのですが、野良猫やカラスが鶏の小屋のそばに来ていたのに不安を覚え、金網も貼りました。

 

鶏は掘ります。とにかくずっと土を掘っています。飼うにあたって本を読んだり、実際にかつて農家で働いていた時に少しは鶏の世話をしたことはあったのですが、ここまで掘るってことを忘れてた。本当によく掘ります。掘りまくって下から脱走しないか不安になるほど掘ります。なので、少し、周りには掘りづらいようにブロック置いたりもしました。

とにかく鶏を自分の作った小屋で飼うなんて初めての経験なので、実際に来てからなんやかんやと工夫することが多いです!

内装はこんな感じ。

鶏は止まり木などがあったほうがいいということなので、それも作ったり、写真の向かって右側にあるボックスは安心できる場所です。ありがたいことにこの中でちゃんと卵を産んでくれています。

ボックスの中に入っている草は芝生の草刈りの後に出てくる草を敷き詰めてあります。それと地面には藁を敷いた場所を作ったりしたのですが、余計なことだったようで邪魔そうに足で掻いていました。

 

この鶏小屋があるところは北海道札幌市の普通の住宅街の中です。ちょうど街と田舎との中間らへんにあります。

が、我が家は祖母の家と私の実家が庭続きになっていて、鶏を飼えるスペースがあること。他人の家から距離があること。しかも道路を挟んだ逆側には家ではなく倉庫があることなどなど、鶏の小屋を人目につきづらいところに置いてあるおかげでこういうことができました。

ただ、飼って2週間で言わせてもらえると、雌鶏一羽なら匂いもしないし、うるさくないしで、正直マンションのベランダでも飼えると思います。

このことは最後のまとめに書いてみたので読んでみてください。

 

 

 

 

エサは主に米ぬか米屋から買っています。お米の指定なんかはできないので、普通に農薬を使って育てたお米の米ぬかなんかがほとんどだと思います。これは今後の課題。もっといい米ぬかを使いたいなと思っています。が価格などと相談。

それと有機ホタテ。ホタテはカルシウムです。

 

ちゃんと頑丈なカラを作るためです。昔は貝殻をすりつぶしたものをエサに混ぜていたそう。そのうちに貝を食べたらその殻をすりつぶして使ってみたいと思います。

それと今は母が使わないと行っていた古いお米にスズメにあげる用で祖母が買っていた穀物ミックス

それと日々畑を掘っくり返して見つけたミミズをあげています。

やっぱりミミズが圧倒的に大好きですね。

あとはでっかくなりすぎたきゅうりとか、そう行った野菜の残渣なんかも上げています。葉物も食べますがきゅうりやズッキーニなどウリ科が好きな印象。でも、あげ過ぎたら飽きたりするし、これは個体差が大きいかもしれません。

魚粕なんかを入れたりすることもあると思いますが、僕はしていません。それと、肉魚系の残渣をあげると卵がめちゃくちゃ臭くなる(ドイツで食べた卵がそれでゲロマズでした)。のであげていません。

 

 

 

結構生んでいます。1週間に5日は生んでいます。飼っている鶏は卵農家ではもう廃鶏にしてしまうぐらいのおばあさん鶏(それでも3歳くらい?)なのですが、未だ絶好調で生んでくれます。

我が家はよく焼き菓子なんかを作るので卵がそれだけでは足りなくなってしまいますが、正直普通に消費するだけなら十分な数です。

 

 

さて、ここまでにもちらりと書きましたが、僕が実際に都会(札幌の普通の住宅街の中)で飼ってみてわかったのは、どこでも雌鶏一羽ぐらいなら飼えるじゃないか!!!ということ。

犬よりも手がかからないし、犬よりもうるさくないし、犬と大して匂いも変わらないです。はい。

強いていうなら犬よりも脳みそが小さいのでトイレの場所が覚えられなかったりするということです。

が、もしも東京にいてもベランダがあれば飼うことはできる!!!!あとはご近所の目だけです。問題は。

それを乗り越えさえすれば、朝、鶏に餌をあげて出かけて、夜に帰って来て卵を取って、目玉焼き。なんて暮らしが都市でも間違いなくできるわけです。

こういうことにだんだんと少しづつでも理解のある社会になっていければいいのになと、ちらりと思ったりはしますが、とはいえ現実的には厳しいですよね。鳥インフルエンザの問題が起きたりしたら、色々と言われてしまうような気がします。

もし日本で食料問題が起きて、食料が切迫したら、都市で鶏を飼うことも許される、どころか推奨されるようになると思いますが、そんなことがあるとしたらその国は戦争をしていますからネガティブな理由ではなく、ポジティブに都市でも鶏が飼える社会は来ないものかと思います。

でも、ふと考えると鶏を都市でかうメリットってあまりないんですよね。なんせ卵って安いじゃないですか。10個入りパックも150円とかで買えますし、安売りなんかしていればもっと安い。

安さが売りの牛丼チェーンは牛丼ではなく、卵で稼いでいるという話も聞いたことがあります。ほぼ原価=売り値の牛丼ではなく、トップングしてもらう卵50円原価10円が利益になると。

っていうぐらい卵は安いですから、損得勘定では鶏を飼う必要はないわけです。

 

飼いたいと思う人は、食の安全の問題に関心が高かったり、ライフスタイルとして鶏がいる暮らしに憧れたりということだと思います。僕はどちらかというと鶏のいる暮らしに憧れた派です。

でも、実際に卵のフードチェーンの研究なんかをしたことがないのですが、安すぎる卵は何かしらの問題も孕んでいるような気がします。

飼料だったり衛生上の問題だったり。もちろん実際にみたわけじゃないし、僕の妄想だけで決めつけることはできないのですが。

 

ということで、卵のフードチェーンにだんだんと関心が高まって来たので、そのうちに調べてみようと思います。

 

だんだん、話が逸れてしまいました。

興味のない人には理解されないと思いますが、都市でも鶏は飼うことができます。僕でもできるのだから皆でもできるはず!!とりあえず飼ってみて、ご近所から苦情が来たら、申し訳ないけど屠殺して肉を食べたり出汁をとったり。ってこともできます。

みなさんビバ養鶏。

楽しみましょう。

 

 

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