森の畑の5月
僕は今大きく分けて三つの畑に関わっています。「街の畑」「山の畑」そして「森の畑」です。
「街の畑」は家の周りや実家の横の畑で繰り広げていること(一応パーマカルチャーを意識しながら)です。「山の畑」は僕が個人的に使わせてもらっている一反の畑。ここは割と農家っぽく栽培をしています。
そしてもう一つが「森の畑」。
こちらは僕だけでやっている畑ではないのです。が、あくまで僕のログ的にこのブログでもまとめていこうと思います。
ちなみに5月の
街の畑↓
山の畑↓
はこんな感じ。
この二つの畑と比べて、森の畑は文字どおり森の中にあります。山の畑も山の中にはありますが、周りは1ヘクタールほどの畑が広がっていて、僕の畑はそのちょうど真ん中らへん。なので、木々はそばに全くありません。
それに比べると
ご覧のように森の畑は、まさしく森の中。
畑は木の下にあります。普通、農家的考えではこんな畑は日当たり悪いしありえません。だけれども、ここは食料の効率的な生産を目標にしているわけではありません。
森の中で家畜や作物果樹の栽培をして林業と農業との両立=持続可能な農法として、アグロフォレストリーというものが主に熱帯地域などで行われたりもしています。この森の畑は林業じゃないし、そもそも産業ではないので、アグロフォレストリーとも言えませんが、ある意味似たものではあるのかも。
森の中にあるからこその、難しいこともあります。
それはバッタです。
ただ普通の畑なら、年々耕運することで、バッタの数を抑制できたりすると思います。それどころかそもそも、バッタが生息している森から遠くにあれば作物が全部食べられるような被害もありません。
しかし、何度も言うように森の中にあるので、害虫が生息しやすい環境の中にある畑。なのです。
ちなみに、農家的にバッタが害虫になることは比較的少ないです。僕も大学時代の昆虫学の教授に相談したのですが、バッタではなくヨトウムシではないかとのことでした。
確かにその可能性もかなりあるとは思います。ただ、それだとバッタの数が多いところが実際に被害にあっていて、それ以外のところが全く大丈夫なのことを説明できないようにも思えます。
去年まではかなりの数をバッタに食べられました。それでも今年は耕運をしっかりとしたこと、草刈りを広めにしたことで、例年よりはかなりバッタの発生を抑えることができました。
まあ、それでも食われているのですが。
バッタはインターネットの情報によるとドクダミが嫌いらしい。ドクダミ。爽健美茶にも入っているあれです。家の周りとかに雑草で生えてきて、めちゃくちゃ臭いあれです。
なので、バッタが多くいるところにそのドクダミを敷き詰めたりしています。効果はいかに。最近試したばかりなのでまだわかりません。
5月は色々と植えました。「山の畑」に植えたものもこちらに植えています。あとは一緒にやっている方々が植えたいものを植えています。
でも、違うのはマルチを張っていないこと。その代わり今後は雑草マルチをやってみたりと、なるべく自然の中にあるもので、いい生産方法を模索していこうと思います。
そう言う実験ができる場としても、僕は森の畑をかなり楽しめています。
写真はジャガイモです。
それとそうだ。なぜかこの畑はニンニクや玉ねぎ、ネギといった系の野菜の育ちがもすごくいいです。山の畑よりもいい。バッタも食べないのがありがたいです。
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