映画感想文『涼宮ハルヒの消失』

映画感想文『涼宮ハルヒの消失』

ちまちまとこのサイトに読書感想文を書いていますが、今日は番外編的に映画の感想文を。

なんせ、日々やっている農業関係だけではだんだん書くことがなくなってくるからです。

それに毎年同じようなことしか書けないから、まぁコンテンツを増やそうじゃなあかと。

っという話は半分本当で半分嘘です。

何が本当で何が嘘かは各自で考えてください。考えるのがめんどくさければ考えない方がいいです。その考える時間をアメリカとシリアの今後について考える時間に回す方がよっぽど世界平和的です。

さて、なぜ映画まで感想文を書こうかと思ったのかというと、とにかく書きたいし、とにかく話したいからです。

さて何にハマったのかというと涼宮ハルヒシリーズです。アニメです。

はじめに言っておきますと僕は中学高校大学と特にアニメ好き少年だったわけではありません。アニオタではない!ということです。

どちらかと言うとそう言うものを抑制し、運動部に所属してスクールカーストの常に中の中らへんを彷徨っていました。

まぁ残念ながら一度もスクールカーストの上位に食い込んだことはありません。はい。

ちょうど、涼宮ハルヒのアニメシリーズが始まったころ、現役バリバリの学生だったので、それが流行っているのは知っていましたが、特にハマったりはしませんでした。

が、初回放送からはや10年。ついに気は熟し、ハマりました。

だってこれメチャクチャ面白い。です。

そもそも涼宮ハルヒシリーズのあらすじはこんな感じ。

「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」

高校入学早々、この突飛な自己紹介をした涼宮ハルヒ。美少女なのだが、その性格・言動は変人そのものであり、クラスの中で孤立していた。しかし、そんなハルヒに好奇心で話しかけた「ただの人間」である、キョンとだけは会話をするようになる。

ゴールデンウィークも過ぎたある日、校内に自分が楽しめる部活がないことを嘆いていたハルヒは、キョンの発言をきっかけに自分で新しい部活を作ることを思いつく。キョンを引き連れて文芸部部室を占領し、また、唯一の文芸部員であった長門有希を巻き込み、メイド兼マスコットとして上級生の朝比奈みくるを「任意同行」と称し拉致。さらに5月という中途半端な時期に転校してきたという理由で古泉一樹(ハルヒ曰く「謎の転校生」)を加入させ、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的とした新クラブ「SOS団」を発足させる。

ウィキまる写しです。(ウィキはウィキぺディアのことです。ウィキリークスではありません。)

Today, Tuesday 7 March 2017, WikiLeaks begins its new series of leaks on the U.S. Central Intelligence Agency. Code-named “Vault 7” by WikiLeaks, it is the largest ever publication of confidential documents on the agency.

The first full part of the series, “Year Zero”, comprises 8,761 documents and files from an isolated, high-security network situated inside the CIA’s Center for Cyber Intelligence in Langley, Virgina. It follows an introductory disclosure last month of CIA targeting French political parties and candidates in the lead up to the 2012 presidential election.

Recently, the CIA lost control of the majority of its hacking arsenal including malware, viruses, trojans, weaponized “zero day” exploits, malware remote control systems and associated documentation. This extraordinary collection, which amounts to more than several hundred million lines of code, gives its possessor the entire hacking capacity of the CIA. The archive appears to have been circulated among former U.S. government hackers and contractors in an unauthorized manner, one of whom has provided WikiLeaks with portions of the archive.

こちらはウィキ丸写し(こちらがウィキリークスのコピペです。CIAの監視について書いてあります。本文とは一ミリも関係ありません。ああ、いつかウィキリークスコピペしたことバレて共謀罪でしょっ引かれたらどうしよう。こんな小ボケのために。)

さて、涼宮ハルヒはある意味コテコテの展開です。宇宙人と未来人と超能力者が出て来ますから。

ただこれなかなかすごい。

もうね、アニメ版クリストファーノーランなんです。

クリストファーノーランはインターステラーやインセプション、プレステージの映画監督です。

ボーボーボーという効果音で有名なインセプションのこのシーンは覚えている人も多いでしょう。

涼宮ハルヒを見てぼくはクリストファーノーランの映画を観た後の気分になりました。とはいえ映像がクリストファーノーランというわけではありません。見終わった後の感覚が似ている気がしました。なぜかは謎です。

クリストファーノーランはがっつりSFです。でも涼宮ハルヒは、THE 日本のSF(Mukoshi Fushigi)です。同じSFでもジャンルがキューブリックと藤子不二雄ぐらい違います。

なのでなんで似ていると感じたのかは謎ですが、確かめてみてください。

ここからは魅力を羅列していきます。

①タイムループ

涼宮ハルヒシリーズで強烈なインパクトがあるのはエンドレスエイトです。

見た人はわかると思うのですが本当に嫌になる程終わりません。毎回毎回、ご丁寧に服とかが少しだけ違う同じシーンをひたすらに繰り返します。もう狂気の沙汰です。

簡単に言えばずーーーーと同じエピソードのサザエさんが放送されていると言うことです。

次は何か変わるのではないか。次は何か変わるのではないかと視聴者は見続ける羽目になります。

これ、僕は一気に見たからまだ、いいけど毎週毎週リアルタイムで観てた人はマジでげっそりしたと思う。

自分が見てない時に何かあったら嫌だからやめることはできないし、期待して見たら何度も変わらないで落ち込む。の繰り返しです。

そしてなんと8週連続。同じような内容が続きます。

30分アニメなので単純に考えると240分です。

4時間です。

成田からベトナムに行けます。

ぼくは一気に見て4時間だからましです。

8週ということは2ヶ月です。

2ヶ月ずーーーーと毎週日曜日のサザエさんの内容が同じだとしたらどうですか?確実にチャンネルを変えます。

これ悪く書いてるみたいだけれど。そうじゃない。

それなのにたまらなく面白いです。

ぜーーーんぶ見た方がいいです。

で疲れ切った方がいいです。楽しいです。

②出てくる女の子みんなかわいい。

これ。そう。大切です。

アニメのキャラとかって人間のある一面をぐわっと目立たせたって感じの人がたくさん出ます。

エヴァなんかそうです。

僕はダメだ。と、あんたバカ。と、わからないの。だけで成り立ってます。SとMとウジウジとイライラの集合です。

で、これもそう。

正直二次元のキャラを可愛いというのはアニオタではないという主張を壊してしまいそうなので恐ろしいです。

なので、二次元のキャラの下に全然可愛くない写真を貼っていくことでなんとか中和しようと思います。

先に言っておきますが、可愛くない写真と本文は全く関係ありません。

涼宮ハルヒ。

この人もうほぼ「エヴァ」のアスカですよね?たぶんアスカをモデルに原作者さんは書いたと思います。

なんせ涼宮ハルヒの名前を冠したシリーズなのでもちろんヒロインです。

でも、結構かわいそう。

なぜったら涼宮ハルヒはあまり不思議な現象に巻き込まれないからです。

本人が求めているせいで世界が変わって巻き込まれるのはいつもキョン。

涼宮ハルヒもらたまに巻き込まれますが、それは夢だったとかとか、の、記憶しか彼女に残りません。

ちなみにもう下の写真はドイツ人の思想家ハイデッガーです。『存在と時間』という本で有名ですね。第二次世界大戦期の方でナチスを支持したことで後にバッシングを受けたりもしています。可愛いとは言えないでしょう。

長門有希。

はい、綾波レイです。見た目もそうです。

それにかなりいいキャラしてます。女の子に見えますが情報東郷思念体とかいう宇宙人です。情報統合思念体。どうです?心の中の中2が顔を出しそうでは、ないですか??

長門有希さんがいるお陰でこのアニメの色々がなんとかなります。

下の写真はサルトルです。こちらはフランスの思想家『嘔吐』という小説で有名ですが、ハイデッガーと揉めたりした思想家でもあります。ちなみにこのサルトルさんはノーベル文学賞を拒否しています。ちょっとおしゃれな感じもしますが可愛くはないでしょう。

萌えキャラのみくるさん。

この声の確信犯っぷりがやばいです。良い。これ以上はノーコメントです。

下はショーペンハウアーさんです。髪型がすごいです。ドイツの思想家です。こちらも以上はこちらもノーコメントです。

主要キャラでもう1人小泉くんがいます。女の子ではなく男の子です。

彼にはわけがわからないことが、起きた時にわかりやすく説明してくれます。

で、このアニメがそれでいてパクリ感が全くないのは、主人公のキョンのお陰です。

そもそもこのアニメは基本キョンの語りでのみで進みます。一人称で進みます。

小説では主人公が「俺」という、視点で書かれたり、「○○は思った。」って感じで進められたりします。

で。今までのアニメは基本は「○○は思った。」方式だったわけです。「と友蔵は思った。」とか「なマルコであった。」とか。

ナレーションがなくてもそう描かれます。

でもこれはそうではない。誰目線のアニメなのかが明白なのです。

いやはや。これ。マジですごい。

ちなみに僕はアニメを語れるほど見ていないので、ひょっとするとこの見せ方もずっと前からあったのかもしれません。その場合はごめんなさい、

③現実逃避に最高

まず、そもそもアニメやらドラマやら映画やらにハマるのはまぁいろんな理由があります。

ドキュメンタリーは勉強というか好奇心のためですよね。

ヨーロッパの映画は面白い場合もありますけど意味わかんないこともありますよね。

自分の思想的に見たい映画とかも人によってはあると思います。

アメリカのアクション映画は割と内容見なくてもわかるじゃないですか。

ピクサーも基本は始まって盛り上がって、少し落ち込んで、すごーい盛り上がって、思い切り落ち込んで、最後にはハッピーエンドでキスかダンスで終わります。

もうね細々の内容以外はわかるんですよ。それでも見たら面白いからピクサーすごい。

で、色々ひとえに映像コンテンツっと言ってもそれを見るに至る理由は色々あります。

そんななか涼宮ハルヒがオススメなのは現実逃避です。

あぁもう現実がいやだ。という時に見るのに最高です。

僕も日頃このブログにやれパーマカルチャーだ有機だと書いていますが、「普通」が結構好きなわけです。

なので「普通」の高校生活が、少し不思議な涼宮ハルヒシリーズはぼくにぴったりなわけです。

あぁ、もうこんなに書いていると言うのにまだ映画の感想文を書いていないのです。

気づいていましたか。映画を見ての感想文のはずなのにずっとテレビシリーズのことを書いていました。

ちなみにこの文章は北区役所で書いています。そして年度始めだからかメチャクチャ混んでいます。

すでに、来てから4時間経ってます。

エンドレスエイトが全部観れる時間でしてた。

待ち疲れた。。。

まだ呼ばれないので映画版について書きます。

「涼宮ハルヒの消失」

因みに3時間近くあります。めちゃめちゃ長いです。マーティン・スコッセシの「沈黙」ぐらい長いです。

内容はというとタイトル通りで、涼宮ハルヒがどっか行っちゃいます。というか、キョン以外は丸ごと変わってしまいます。

人によっては少し変わったり、事実が少し変わったりします。

で、キョンが焦ります。これ珍しい。いつも淡々としてるのにあせるんです。それでも、なんとか長門有希が残した状況を脱する方法を発見します。そのヒントも分かりづらいので、キョンは涼宮ハルヒを探し始めます。

3時間ほどの映画だけれど体感時間は本当に短い。めちゃオモロです。

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