温室を作ろう -DIYで手作りグリーンハウス- 第二弾
に書いたように手作りで温室を作りました。
あ、この記事書いた時、ちょうどショーン・Kさんが話題の時だったんですね。この頃からくだらない小ボケをしている。
これ結構反響がありました。春になったからか結構な人が未だにこの記事を見つけては読んでくれています。ありがたや。でも、僕の昔の小ボケが見られるのは強烈に恥ずかしい。
で、今年も去年作ったそれを使おうとは思うのですが、今は残念ながら雪の中です。
埋もれています。
日陰の溶けづらいところに置いて冬越えをさせたので、まだ取り出せません。
クリスマスの頃には埋もれ、年を超えても埋もれ、バレンタインデーを終わっても埋もれ、ホワイトデーが来たというのに埋もれ、四月がきて、今では桜ソングがかかっているというのに日陰に置いてしまったから12月から4月の中頃まで雪の中に埋もれています。
街中のBGMが山下達郎からユーミンに変わるまでの間。実に5ヶ月間も雪の中で眠っています。
雨が夜更け過ぎに雪に変わって、遠くの春も瞼を閉じればそこに来ているというのに、未だに雪は溶けません。
どうなっとんじゃこれ。
これ改めて考えると強烈じゃないですか?雪降り過ぎだろう。。。
とはいえ、僕がもっと溶けやすいところに置いておけばよかったのは間違いありません。
でも、手作り温室を置ける場所も少し変わったのと、おきたい苗の数も増えたので雪が溶けるのを待っている暇はありません。
そこで新しい温室を作りました。
しかも二つ!!!
前回は窓が二つ開くタイプ。今回は後ろが壁なので片側だけを開くようにしています。
幅は以前よりも大きいです。180センチの木材をそのまま使っています。前回の温室よりも幅は広く、作りも少し頑丈に作りました。
木材は安いものを使いました。
使ったのは上の84円の木と148円の木です。
全部合わせても2000円ほどで作ることができました。
ただ、それ以上にニスが高い!!
↑何も意味はないのですが眠れない夜にこんなものを作っていました。気に入ったらご自由に保存してTシャツでも作ってください。
ニスは少し大きめの缶で3000円ほどします。
3000円あれば、いい感じのランチを食べれます。
もしもあなたがいい感じなランチを諦めて、ニスを買おうというのなら止めません。どうぞ買ってください。
でもいいんですか?よく考えてください。美味しいですよ?いい感じのランチ。
それを諦めてニスを買うんですか?
ニスってあの木に塗る臭いやつですよ?
臭いやつを買う代わりにいい感じのランチを諦めるんですか?
結局、僕はニスを買いました。
ニスを塗ったら、組み立てです。
材料・道具
180cm角材(上の写真でいうと向かって左) 8本
180cm平材(上の写真でいうと向かって右) 3本=窓用
タッカー(巨大ホチキス)
ネジ
ビニール
ニス(サイズによってお好みで場所によっては塗料でもいいのかも)
幸い、タッカーもビニールも僕は持っていたわけですが、もしも完璧にゼロから道具も揃えるなら1万円くらいかかってしまうかもしれません。
木をサイズに合わせて切ります。斜めのところが難しいですが、今はネットで簡単に三角形の計算ができます。僕はいつもこちらのサイトで計算してから切っています。
ネジでゴンゴン止めていきます。
お気づきと思いますが、奥にもう既に一つできています。
直角型の僕は何をしているのかというと綺麗にネジをつけるために穴を木に開けています。
去年悩んだビニールの留め方ですが、今年はタッカー(巨大ホチキス)を使いました。
去年のビニールは薄く、タッカーだとすぐに破れ出してしまいました。でも、今年は厚手のビニールを使っているので、タッカーでも無事に止めることができました。安上がり。
ただタッカーで留めると来年も使えるように取る時に少し工夫がいるかもですが。
ちなみに、ビニールは家にあったものを使いました。私のおじいちゃんの時代からあったものだと思うのでかなりの年代物ビニールだと思います。
で、できたのがこちら。
いい感じ!!
農家が使うと考えたら、小さいし、その割にはお金もかかるし良いことはありませんが、家庭菜園を楽しむという考えではお勧めできます。
去年もそうでしたが、この温室の欠点の一つが、外の温度が下がると、中の温度を保てない。というのがあります。
外の温度が上がれば中もぐんぐん上がるのですが、あまりにも外が寒いと、ビニールの中もどんどん寒くなります。
まだまだ、調整は必要です。
それでも、トマトの芽が少し顔を出してきてくれました!
今後が楽しみです。
オマケ↓↓↓
日本で最初の温室はなんとオシャレスポット、青山にありました。
青山の地価は1坪1600万ほどなので、今ではそこに温室を作ろうなんて人はいません。それなら1坪2万円の帯広にでも大量に温室を作って、青山には一階にはオシャレなカフェ、2階にはオシャレなオフィスのあるオシャレな外観のビルでも作った方がいいです。
とはいえ、明治初期の日本の青山はオシャレスポットでは全くありません。江戸時代では江戸の郊外的ポジションで雑木林や畑がありました。
明治に入ると日本は国策で開拓を推し進めるわけですが、この時その拠点を北海道と東京の青山に作りました。今では農業の拠点を青山に作るなんて考えられないのですが、そのおかげかは知らないけど、なんと我が母校東京農業大学も青山に爆誕します。
が、その後我が母校東京農業大学は青山のオシャレさについていけなくなったのか、当時はまだ畑が広がっていた世田谷に引っ越します。
そして、農大がいなくなった土地に来たのがあの青山学院大学。
将来の女子アナやモデルがいっぱいいるという噂の青学です。
マジでトホホです。その話を聞いてから僕は青学に対してこれでもかというほどの劣等感を感じています。
話が逸れました。
青山という土地が日本の農業政策の中で重要だった時代が明治初期にあったということです。
で、その時作られたのが開拓史農園。農業生産技術の向上を目標にした、今でいう農業試験場です。そしてそこにあったのが日本で最初の温室。でございます。
温室の世界的な歴史とかをもっと調べたら、面白いかもしれませんね。はい。
でも今日はここまで。
チャンチャン。
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