麦芽を作ろう。
さて、突然ですがみなさんは麦芽と聞いて何を思い浮かべるでしょうか??
そうビールですよね。
でも今日はビールは全く関係ありません。
今回関係あるのはそう。
パンです。
パン用の麦芽を作っていきます。
パンに麦芽とはあまり聞きなれないですが、ドイツ、特に東ドイツなんかでは昔から、パンのクラスト(皮の部分)のカリカリ感、香ばしさを上げるために麦芽が使われてきました。大麦そのものの粉を入れるのではなくて、大麦を少し発芽させた時点で乾燥させた方が、酵素を多く含んでいます。
大麦を少しだけ発芽させ乾燥させ発芽を止め、粉にしたもの=麦芽です。
まず、水に大麦をつけます。今年収穫したものを使って実験。水はひたす程度ですが、こまめに(1日に最低3回)は水を変えます。
変えないと、水が腐って変な匂いを出したりカビたりします。
すると目が出てきます。この時、室温を17度ほどにして発芽させるのが本当なのですが、部屋の温度をそこまでコントロールできません。なので、そこは諦めました。
発芽がある程度揃って1cmほどになると乾燥させます。
僕はオーブンを一番低い温度にして乾燥させました。焙煎とは違うあくまで乾燥です。途中オーブンのドアを開けて温度を調整するのもいいと思います。
ちなみにパン用の麦芽は比較的低い温度で乾燥させるのに対して、ビールの麦芽は高温で乾燥させます。おそらく香りや性質に違いが出てくるのだろうと思います。
さて、乾燥が済んだら粉にします。あまり量を入れる必要はないみたいなので、今回は少しだけ乳鉢で擦っていきます。
ちなみにはすり鉢はナチュラルキッチンにも売っています。
ありがたいですね。ナチュラルキッチン。
そして粉状にします。
。。。
そしてこの時に気がついてしまった。
。。。
「あっつ。これ、大麦の品種違うな。。。。」
どういうことかというと。
大麦には裸麦と皮麦とがあります。皮がくっついていて離れないのが皮麦、小麦のように皮が簡単に剥がれるのが裸麦。僕が使った大麦は皮麦なのですが、麦芽にしてパンに入れることを考えると、皮麦ではなく裸麦なはず。
皮だとそこがうまく粉にならないで、シャリッとしさえするかもしれません。。。
とはいえせっかく作ったし、ということで白く粉っぽいところを救い出して、パンに入れてみます。参考にした本によればあまり数も必要ないみたいなので、まあいいでしょう。
それを入れてパンを焼くと。
うん。なんだか香ばしいような気はします。
が、とにかく粉にできなくてショック。。。皮も本に書いてあるほどは香ばしくなってはいないし。。。
来年は裸麦の大麦も少しだけ栽培しようと思います。
チャンチャン
来年のリベンジ麦芽記事をお楽しみに〜。
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