キューバ旅2013③

キューバ旅2013③

さてやっとこ3回目。今日はキューバの都市農業を中心に見ていこうと思います。

とは言え貧乏チェリパッカーの僕は特にいくアテがあるわけでもありません。行けばなんとかなるだろう魂です。

到着して最初数日はビビリ狂っていた僕ですが、数日経てばもうなんてことはない。

泊まっていたカサパルティクラルに新しく入ってくる旅行客に対しても先輩の風格を出し、朝起きると熱々のコーヒーを飲み込み、サングラスをかけ、サンダルで出かけておりました。

ただサンダルで出かけてすぐに、野良犬のウンチが混じった水たまりを歩いてしまい、すごくしょんぼりしながら戻りました。

さて、いざ都市農業の旅へ出かけましょう。

 

本当に色々なところにオルガノポニコがあります。

ちなみにオルガノポニコとは花壇のような野菜を栽培するところです。詳しくはキューバ旅行記②に。

しかも住宅と住宅の間だったり、突然にあります。規模も都市の中にあるのに1ヘクタールぐらいはありそうなものから、家一軒分の土地だけを使って行われているものまで本当に様々。

ここは結構大きめの土地を使っていました。葉物野菜が植えられて常時二人がいて何かしら作業をしたり木陰で葉巻を吹かしたりしています。

ちなみに、このオルガノポニコ、単純に、「いや、花壇なんか作らないで、地面を直接耕せばいいじゃないか。」と思うかもしれないですが、もともと、ここも舗装された地面なので、それを剥がすよりは上に花壇のようなものを作った方が、コスト的にも労力的にもよかったわけです。

キューバはさすが社会主義の国だけあって、インフラは一応は整っています。電気水道ガス、それに舗装です。

修理が追いつかないでボロボロのところなどはありますが、割とちゃんと舗装されています。

それはソビエトが崩壊してキューバに経済危機が来る前のことなので、飢えに瀕するとアスファルトよりも土の方が便利なわけです。

僕が行った9月は葉物ばかりが取れる時期なのか、葉物ばかりが栽培されていました。ひょっとすると、都市部では葉物栽培が多いだけなのかもしれませんが。

 

さらにこちらは別のオルガノポニコ。特に観光農園とかというわけではないのですが、ありがたいことに看板がつけられています。

真ん中にはホーズが通されてちょっとした灌漑設備つき。根元の蛇口をひねれば勝手に水やりをできます。

上の写真はサツマイモ?かな、真ん中の写真はRemolachaです。ビートです。一番下はチャイブ。めちゃくちゃチェイブ作ってますね。花壇の手前には気持ちばかりのマリーゴールドを植えているんですね。一応虫除けだと思います。

この写真でちょっと見てもわかっるように、キューバの都市農業は本当に豊かです。だからと言って経済が豊かで、すごくいいかといえば、わかりません。人それぞれだと思います。アーバンパーマカルチャーやシティファームが注目され始めている今だからこそ、どういうスタイル、方法がいいのか考えるきっかけにはなるのではないかと思います。

札幌でキューバのハバナのようなことができるのかといえば、それはわかりません。でも、これに確実に影響を受けてシェシードを家の前で始めたりしました。

そのリアクションは割と良かったので、選択肢としてなくは無い。と思っております。

 

ただ、ここにいた人に手取り足取りで説明しながら、写真を撮らせてもらっていたら、最後にお金を要求されました

まあ、外国あるあるですよね。

 

さて、観光地に行った時には、旧市街手前の広場でちょうど造園をしている人がいました。

超楽しそうに作業しています。英語は通じませんでしたが、とってもいい感じの人でした。

使っていたのはこれ。残念ながら詳しいことはわからなかったですが、熱帯植物っぽいですよね。

植木はというと街のいたるところで売っています。僕が一番羨ましかったのがこれかもしれなせん。コンテナを改造して作られたようなお店に、農機具やら苗が売っています。

僕も欲しくなりましたが、キューバで買ってどうするねんという理性が邪魔をして買うのは諦めました。

さらに、一度しか見なかったのですが、野犬や野良猫ならぬ、野良チキンがいました。

多分、誰かが放し飼いにして後から回収に来るのだとは思うのですが、場所は柵などもない国道の横。

あ、ひょっとすると放し飼いではなくて、チキンがどこかから逃げてきたのかもしれないです。

街に行くと、こういう感じで持ち歩いている人がいたり、鶏に対する寛容度が日本の比じゃないです。

 

 

 

こんな感じで割と身近です。若い人までそうなのかというとそうではないと思いますが、日本がバブルに浮かれていた頃に、めっちゃ苦労しただけあって、今では面白いシステムが息づいているというのはあると思います。

 

こんな、自給自足もありました。

前回書いた革命広場の近くを歩いていると現地キッズが街路樹になっている実を食べたりめちゃくちゃ集めたりしています。

これです。

で、僕も貧乏チェリッパカーながら、キューバに慣れてきたこともあり、実食。

味は酸っぱいです。酸っぱさ以外のなにも感じません。見た目はブルーベリーやハスカップのようですが、そう行った味は全然しません、色からしてイソフラボンが豊富そうでしたが、僕の舌はイソフラボンを見つけることができませんでした。

ちなみにこの実が何の実なのか未だに確かにはわかりません。わかるかた教えてください。

写真を撮るとめっちゃ喜ばれました。

ピースしてくれます。

 

ちなみに、キューバはネットが繋がると聞いて行ったのですが、ネットつながらなかったんですよね。

これが僕が一番困ったこと。それにこれは本当に不思議なのですが、電波も曇りの日は圏外になり、晴れてる日は繋がります(これ本当に)意味がわからなさすぎます。

ネットは、高級ホテルに行けばWiFiを使うこともできるのですが、結構なお値段がします。

なるべく、ネットは使いませんでした。

僕のやり方かもしれませんが、当時はネットがキューバの中でも発展しているという話がありましたが正直信じられませんでした。それは僕だけでなく、キューバのパソコンやら色々を見てです。

今はいくらかマシかもしれないですね。

 

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