小麦の脱穀、粉砕、そして発酵。
今日は小麦を選別して、粉にして、天然酵母の餌にするところまで行きます。僕は去年収穫した酵母=(ポココという名前です)、がいるので、今回は餌にしかなりませんが、初めての方はせっかくなので天然酵母作ってみてください。
小麦から一気に作れば市販の粉を使うよりも、高確率で元気のいい天然酵母を作れます。それについても最後に書いてみています。
脱穀までの行程は
でやった脱穀と対して変わりません。
今日は脱穀した実がまだゴミや小麦の殻なんかと混じっているのでそれを綺麗にして使えるような状況にします。
さてところで覚えているでしょうか?少し前に
というのを書きました。
Vol1と銘打っておいて、Vol2が存在していません。
なぜかというと、唐箕は一応完成したのですが、、、、、、
あの。
その
えーと。うん。
いや、良かったんだよ、なかなか、ただ強い風をおこせなかったというか、
なんというか。
来年はもっと改良しようと思うし。
えーと。はい。
役に立たなかった。
からです。
パワーが足りず。全然風量が足りずに、麦もゴミもそのまま落ちてしまいました。
そもそも、小型に作ったのが間違いだたのかもしれません。
小型だとそれだけ風も弱くゴミをうまく飛ばせませんでした。
もちろんそれだけではなくて。回転をもっとよくするとか、中の構造をもっとよくするということをすれば良かったのかもしれませんが、思ったよりも苦戦してしまい時間がかかりすぎたので、今年はここら辺で諦めます。
木工の知識をもう少し向上した頃にもう一度チャレンジしようと思います。
はあ、悔しい。
今では倉庫の奥でダンボール置き場になっています。
そんなわけで今年も
そう。扇風機唐箕でやっていきます。
もの悲しい雰囲気ですね。
扇風機唐箕に丁度いいサイズのダンボールもあったのですが、それが知らぬ間に何に使われたのか、ボロボロで、あまりサイズの合っていないダンボールを使いました。
これもいいのですが、どうもやっぱりかっこいい唐箕が欲しい。ひょっとすると親戚が貸してくれるかもしれないのでそれを期待して来年も麦を作ります。
さて、扇風機を使って分けて、ある程度分けてからは手とザル。
風である程度分けても、小麦の粒と同じ重さのゴミ(小石なんか)はまだ混ざっているので、それをざるで振るい落として、そこからはカビている小麦や形が悪いもの、まだ混じっている砂なんかを取っていって百点の状態にします。
これが地味な仕事なのですが心を無にできます。
麦を仕分けてる途中に悟ることもできるかもしれませんね。
さて、そうこうすると。
綺麗な麦が取れたんじゃー!!!!!
やっとこできた。今年の小麦粉。。。
これを粉にします。
去年は石臼でやりましたが、それよりも簡単な方法を去年の暮れに編み出しました。
そう。
コーヒーミル!!!
小麦粉の細挽きほどは細かくなりませんが、エスプッレソ用ぐらいにセットして粉にすると、だいたい小麦粉の粗挽きと同じくらいになります。
タイムラプス動画というのも撮ってみたのですが、もう少し超尺のものにいいかもしれません。
ちなみに隣につけてあるキャベツはザワークラフトです。
こんな感じの粉ができるわけですが、天然酵母に加える分には申し分ないとしても、この粉をそのままパンにするには若干荒すぎます。そうするときは石臼を使うわけですが、今年はどうしたものかは考え中。
コーヒーミルでの製粉はインスタント製粉とでも言えばいいでしょうか、百点満点というわけではありません。
ちなみに!
小麦に水を入れるとそれだけで天然酵母ができます。
やり方は
①粉と水が1:1になるようにして混ぜる。常温に置く。
②翌日も同量の粉と水を加える。常温に置く。
③これを5日から10日ほど続けるとポコポコしてくる。
以上!!!!
市販の小麦では失敗したりすることもありますが、自家製粉で挽きたての粉を使うとほぼ百パーセントで天然酵母を起こすことができます。
小麦を育ててパンを作るとなると大量の小麦が必要=面積が必要なので、そこは無理せず、天然酵母を始めるために小麦を育てるというのがいいと思います。
さらに。
そんじょそこらの猫じゃらしよりも、小麦やライ麦は
猫が遊ぶおもちゃとしてすごいです。
興味引きまくり。
チャンチャン