そうだ、片栗粉を作ろう。
突然ですが、皆さんは片栗粉って何からできているかご存知ですか?
片栗の粉というぐらいですから片栗からできているわけですが、片栗って何??と思います。
元々はユリ科のカタクリの根茎から取れていたものですが、明治以降にジャガイモ生産が北海道をはじめとして本格化すると、名前はそのままに中身はカタクリからジャガイモへと変わっていったようです。
普通スーパーに売っている片栗粉を見ると馬鈴薯100%などと書かれています。
さて5月も中頃になり自分の畑に芋を植え付け終わった頃、ふと手持ちの芋を見ると芽が伸びており、触ってみるとぶよぶよします。
まだ食べることもできるかもしれませんが、例えばジャガイモに適度な温度と光が当たって、そう言ったジャガイモにとってのゆるい幸せがだらっと続いたとすると、ソラニンという毒素を含んだ悪い種が芽を出して、そのジャガイモは一年も経たずもうさよならしなければいけませんだ。
でも、今回はさよならしないで片栗粉を作ってみたいと思います。
こんな感じで芽が出てきてしまっています。芋の種類はメークイーンと北あかりが混ざっています。
まず皮を剥きます。芽も取って綺麗な状態にします。
この時点で重さは460gほど。ここからどれくらいの片栗粉ができるでしょうか?
この芋をまずすりおろしていきます。電動ですりおろす機械がある人はもちろんそれを使って、なければジューサーで代用できるかもしれません。
僕は両方ないので、ちっこいすりおろし機ですりすりし続けました。
横には芋を入れる用のサラシと水を張ったボウルがあります。ここに擦った芋を入れます。
置いておくと、芋や水が赤っぽい色になりますが気にしないで進めます。
全部すり終わったら10分ほどサラシの中で芋をモミモミします。そうするとだんだんとボウルの下にデンプンがたまってくるのもわかります。
10分ほどすると、芋は引き上げてボウルを15分ほど放置します。
この時点で芋からデンプンは抜けているので、サラシの中を見るとパッサパサになっています。
10分ほどするとデンプンが沈殿してきます。
この上澄みを捨てて、再び水を入れて放置を三回繰り返します。最後に放置するときは一時間ほど放置します。
そしてなるべく上澄みを綺麗に取り除くと、
こんな感じになっています。写真だとわかりづらいですが、この状態で1日放置し、水分を飛ばして粉っぽくすることで片栗粉はできます。
ちなみにこの状態だと、ゆっくりスプーンで混ぜると液体っぽくなって硬くすると硬くなります。
「なにこれすごい!!!!」と思って興奮したのですが、
パートナーさん曰く「デンジロウのあれ。」とのこと?
調べてみたら思い出しました。
なんてことはないデンジロウのあれ↓
リンクを張っておいてなんですが、この動画は見るに堪えないので見ないことをお勧めします。
さて、そんなこんなで、
片栗粉ができたー!!ちなみに75gできました。
460gから75gだいたい6分の1はできました。
①.イモの皮を剥く。
②.皮を剥いたイモをすりおろし、サラシに入れ水を張ったボウルに浸す。
③.水の中で10分ほどもを揉む。
④.サラシを取り出し、15分ほど置く。
⑤.上澄みを捨て、新たに水を加える。
⑥.④と⑤をもう一度繰り返す。
⑦.最後に①時間ほど置いた後に上澄みを綺麗に捨てる。
⑧.バットなどに広げて、半日〜1日置いて乾燥させる。
⑨.完成!!!
というわけでした〜。
チャンチャン。
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