シェア種を住宅街で初めて見た。
みなさんこんにちは、突然ですがシェアシードという取り組みをご存知ですか?
シード=種をシェアする。とまあ文字通りなのですが、簡単にいうと育てきれない種を持ち寄って、育てたい人が持って帰り、できた種をまた持ち寄るという種の循環システムです。
僕も割と最近知ったこの取り組み。素敵じゃないですか!
何せ、家庭菜園にしろ畑にしろ種代と言うのは意外とバカにならない。
300円くらいで大量に入ってる種もありますが、エキナセアとかは三粒しか入ってなかったりと、(面積にもよりますが)いざ家庭菜園を始めようと思っても種代が結構かかってしまいます。
インターネットで種を探してどんどん買い物カゴに入れて、会計する時に予想よりも高額になっていて、泣く泣く何個かを削除する経験。
なんとも言えないやるせなさが募ります。
そして、思ってしまうのが「あれ、これ自給しないで出来たもの買ったほうがお得なんじゃない?」と言う衝撃の疑惑。
そんな中近所にあまりにも当たり前のようにシェアシードなるものがあれば、それはそれは楽しいものになるのではないだろうか?
そんなわけで始めてみましたシェア種(この後に書いてありますが、住んでいる周りはお年を召した方が多いのでシェアシードと言ってもわからないかもしれないのでシェア種と呼んでいます。シェアが通じなくても「ご自由にどうぞ」と書いているので意味はわかってくれるのではないかと期待します。)
このシェア種ボックスどこにあるのかというと、住宅街の中にあります。
[map]北海道札幌市北区新琴似3条2丁目8−2[/map]
どんなところかというと、マックスバリュにビバホーム、しまむら、ドライブスルーを備えたマクドナルドにスーパードンキホーテが近くにあるという、2016年度量産型住宅街。
政令指定都市のちょっとした郊外ならどこにでもあるような風景です。
さて、こういう住宅街の課題ってなんでしょうか?
ここには過疎もなく発展もなくあるのは緩やかな人口減少だけ、人口は減っていっても村おこしや町おこしなどを必要とするほど事態は切迫していません。
田舎でもなく都会でもなく、中途半端に栄えて中途半端な学歴と中途半端なプライドとを抱えこんでしまっている面が全部ではないにしろあるように思います。
なのでここで、パーマカルチャーやシェアシードという話をしてみたところで響く人はほとんどいないでしょう。大半の人は「?」だろうと思います。
そこでギブ&ギブです。テイクは期待しないで、とにかく種を配りまくろうと思います。
それで何を目指すのかというと、大きなことや目に見えることではなくて、「なぜかこの地域のホームセンターだけ種があまり売れない」とか「なぜかこの地域の人は野菜に普通より少し詳しい」とか、どこにでもある景色だけれどソフトの面で「少し不思議」な場所にる現象って起きないもんだろうかと密かに期待しています。
そうした少しの変化が、これからも消えない地域でいるためのポイントの一つではないかなと思ったりします。
なんか突然真面目になりましたが、それは多分最近ハウスオブカードにハマっているからだと思います。
本当面白すぎる。誰か助けて。
まだ、トラ豆に白花豆、玉ねぎにシシトウの種しかありません。
ちなみに他のシェアシードのホームページなどを見るとF1(一代交配)はダメで、固定種在来種のみここに置くというルールを設けているところが多いようです。
僕ももちろんそうした方がいいとは思うのですが、先ほど書いたようにここは普通の住宅街のど真ん中なのでまだ固定種在来種を指定するのではなく種ならなんでもありにしたいと思っています。
うっかりでもF1の種を自家採種する人はいないと思いますし、それにそもそも誰がここに種を置いてくれるんだろう。
これから苗も置いていこうと思うのでお楽しみに!!
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