『マクロ経済学入門』 中谷巌 読書感想文
ふと経済学も勉強しなきゃな〜と思い、こんな本を読んでみました。
GDPについて細かく書いてあるのが良かった。
結構前から思っていたことがあって、それは今までの経済発展(GDPの増加)ってただ家の「内」の仕事(つまり家事)を(外)に出していただけなのじゃないかということだ。
どういうことかというと、例えばご飯。
いままでは自炊がメインだったのが、外食産業や中食の発展で料理をすることに時間を割かなくて良くなった。
これはつまり家の料理という労働を外部に委託していると見ることはできないだろうか?
つまり、それは家の「内の事」を家の「外の事」に置き換わっただけだと。
家の「内の事」が「外の事」に変わると何が起こるかというと、その労働をGDPの中に組み込む事ができるようなる。
今のところGDPには家事労働は入れられていない。なので家事労働の割合を減らし、外の労働における割合を増やせば、数字の上では今までなかったものを表す事ができるようになる。。
もちろん、家の事を外に出した事で得られた進歩や発展スピードの加速化といった事もあるだろうとは思うのだけれど。
そんな事を漠然と考えていたりする。
『マクロ経済学入門』 中谷巌 日本経済新聞社2007年