そうだ、唐箕を作ろうVol.1

唐箕作り。もっと簡単にできると思ってた。
さて、僕は今唐箕を作っています。が、まだ完成していません。
でも、もう少しというところまで来たので今日はそこまでお伝えします。
唐箕とは麦や豆なんかを収穫した後に、実となる部分と余計なゴミ(殻や小石、砂など)とを分ける農機具です。皆さんも博物館やなんかで一度はみたことがあるのではないでしょうか?
少し前に
というのを更新しました。
大麦を収穫から脱穀まで済ませたわけですが、まだ選別の工程をしていません。
去年は扇風機の風で分ける、扇風機唐箕でやったわけですが、今年はもう少しグレードを上げたい。
そこでいっちょ唐箕をこさえようと思い至ったわけです。
だってなんか簡単にできそうじゃない?まあ結果としてめっちゃ苦労してるわけですが。。。
今回の設計図とネットから拾い集めた参考画像はこちら。
A4、2枚にまとめあげました。
最初は詳細な設計図を作ろうと思ったのですが、想像力の欠如でほとんどできないで挫折したので、やりながら考えていきます。
唐箕といえば普通は人間ぐらいの高さがあるのですが、そこまで大きいのはいらないし、失敗したら恐ろしい。
そこで今回は大体半分ぐらいのサイズのミニ唐箕を作っていこうと思います。
まずは大元の枠を作っていきます。高さは60cm。
写真を見ると横幅の大体半分は丸いところ=風を作るところです。
なので横幅90cmのうち丸は45cmにします。
ちなみに、苦労している理由の一つは、どうせなら釘を使わないでやろうと思い。
ノミで作業したからというのが大きいのです。
大変でした。
巷に「この寺院は全く釘やネジを使わないで作られており、、、、、、、」とかよくあるから、余裕だろうと思ってたんですが。
大変でした。
さて、木にノミで口を作ってはめてみます。
こんな感じ。これだとまだ、もう少し深く掘ったほうがいいのかも。
大変だけれど、一回目より二回目と上達していくのは楽しかったです。
さて、一通りノミで口を作って、それを組みあわせると
こう、うん。
いきなり作業部屋になりましたが、台風が接近してきたからです。
こんな枠ができました。この枠はまだネジを使っていません。しっかりとしたクチができてボンドをつけなくても密着してずれないところもありましたが、やっぱりずれるところもあります。そこはボンドをつけました。
さて、次は丸を作るか。
紐にペンをつけて、真ん中はネジで固定して。
こんな感じで引くと綺麗な丸を描くことができます。ちなみに隣は失敗しまくった跡なので気にしないでください。
コツは真ん中のネジをしっかりと固定させること。です。
これをノコギリで切り出して。真ん中にインパクトドライバーで穴を開けます。
こう。
周りに板材を張って。
こんな感じに。なんだかいい感じではあります。
次にハンドルを作ります。風を作るための羽を回すためのあれです。
最初は市販のハンドル(↓こんなの)を取り付けたいと思ったのですが
近所のホームセンターにどこも売っていない、郊外の大型ホームセンターにもない。
ということで、木で自作していきます。
確実に買ったほうが滑りとかはいいと思うのですが。。。
丸い太い木と細い木をつなげて。
こんなのを作ってみました。
見た目的には他も木だから合うのだけれど、実用性的にはどうだろうか。。。
これを入れて。
一応はオケ。
ここに羽を取り付けるわけですが、それが悩みました。
結局。こう、平らな金具を取り付けて(付けるところは丸い棒を削って平らにしました)、
そこに羽となるベニヤ板をボルトとナットで固定します。
ここまでくるとなんだかいい感じのそれっぽい見た目になってきました。
実際にくるくる回すと、くるくる回ります。
ただ、どうも風が少ない。そよ風程度しかありません。
あれ、ひょっとしてある程度大きくないと風が強くなかったりするの唐箕って。。。
これからも苦戦しそう。
なので今日はここまで。
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