とある日編-ドイツパン旅-

みなさんこんにちは、今日は先週のお家と家族の紹介に続いて、とある日の作業を書いていこうと思います。
前回↓
「とある日」なのでどれも1日にしたことではなく、何日かにまたがってやったことです。
僕はマティアスさん(お父さん)と一緒に作業することが多かったのですが、だいたい一週間のうち4日は仕込みやらなんやらとパン小屋で料理系の仕事。他の日は自給用の畑の手入れをしたり、羊や鶏の世話をしたりします。
今日は畑や羊の世話編ということです。
さて、何はともあれ1日の始まりは朝ごはん。
朝はゆっくりめ。だいたい朝ごはんは8時や8時半に食べます。
朝ごはんいつもだいたいこんな感じ。かぼちゃの種やひまわりの種が入ったライ麦パンと紅茶。あとは果物やジャム各種。この日は三女マーガちゃんが朝クレープが食べたくて作っていたので、そのおこぼれをもらいました。
マーガちゃんは硬くて重量系のライ麦パンよりもふわふわ系が好きな女の子なのでよく食べ物のことで喧嘩してました。まあ、そりゃそうだと思います。
マティアスさんはいつも超巨大なカップで飲んでいます。膀胱なんぼほどでかいねん。といつも思っていました。
この日はマッシュポテトとベーコン。そう、ベーコンもあります。
でも、これをがっついてたくさん食べることはなく、5mm角くらいに切ったのを3つぐらい食べて終わり。食生活で特に困ったことはなかったのですが、強いて言えば滞在中ずっと「に、肉食べて〜。」と思っていました。
ベーコンは自分たちで燻製していて味も最高です。
9時すぎからのそのそと動き出します。でも、最初に一時間半ほど作業したらすぐコーヒーブレイク。
コーヒーをすすりながら家の改装工事をしているデドリフさんと世間話をしながら30分ほど休憩します。
休憩を挟んだら、ドドドート作業します。
昼ご飯も遅めに取るので、1時すぎまで作業。
朝もゆっくりだし昼も遅め、夜ご飯も遅めで、これがドイツの普通なのかと思ったら、全くそんなことはなくて、このお宅が特に遅いんだとマティアスさんが言っていました。
さて、ある日は一年に4回だけするというパン工房の大掃除。
中にある設備を全部一度外に出して、掃除します。
と言ってもそんない設備があるわけでもありません。
あるのは洗面器二つ、机一つ、パンを発酵させる台が一つ、こねるマシーンが一つ。
後のものはその場所に置いて掃き掃除と拭き掃除。
晴れ渡った空の下の作業は心地よかったです。
さて、またある時は羊の管理。
毛を刈ったり、爪を切ったりします。
毛刈りは近所のベテランさんと一緒にやっていました。酪農にはほとんど関わらないできた僕は全く知りませんでしたが、羊の爪は一年に一回は切らなくてはいけないみたいですね。伸びすぎるとその間にゴミが溜まって病気の原因になってしまうんだとか。
ハサミやナイフでバチンバチンと切る様子は恐怖です。
途中、切りすぎたらしく爪の先からドロリと血が滴っている羊がいて、もうそれはそれは赤かったです。
さて、またある時は畑起こし。
北海道ではまだ畑起こしをしていないので、今年初めて耕運機を使うところがまさかドイツだとは思っていなかったので、ドキドキ。でも経験があってよかったです。
ただ、使った耕運機は回転するロータリーがタイヤも兼ねるタイプ。
写真撮るの忘れたのですが、こんな感じのやつの少しデカイ版。
畑に何を植えるのかの全権はお母さんにあるのでそこに今年何を植えるのかは知らないとのことでした。
とある日のお昼に出たのは、羊の心臓!!
北海道でも探せばあるんでしょうけれど、僕は初体験の羊の心臓はとーーーーっても美味しかったです。特に久しぶりに食べた肉!!!
肉、ニク、にく、29!!!!
ちなみにこの肉の脂肪の部分はワンちゃんのレッドがばくばく食べてていました。どうりで15歳でも健康なわけだ。
さて、遅めのランチタイムを取って午後の作業はというと、だいたいは午前中と同じことをします。
あとは牛乳を買いに行ったり、友達の家に行ったり。
卓球したり公民館のコンサートに行ったり。
つまりは平和に1日が過ぎていくのでした。
チャンチャン
畑の話↓
一軒家改装の記録↓